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第45回:中東 迷走の百年史

ビブリオイズム045

 イスラム教やコーラン、中東に関連した本はほとんど読んでこなかった。興味はあったがどこから手をつけて良いか分からなかったし、そうこうしているうちに現実の中東情勢が複雑に入り乱れていってしまって結局、ますますどこから手をつけて良いか分からなくなる有様だった。しかし前回紹介した「ユダヤ・キリスト・イスラム集中講座」で少しとっかかりができたので、新書でコンパクトに入門できるものはないかと探したところ本書に行き着いた。

 お恥ずかしい話イランイラクの場所も自信を持って答えられないほど貧しい知識だったので、本書に収録されている中東地図がありがたかった。
 本書はイラク、イラン、イスラエル、パレスチナ、サウジアラビア、イエメン、トルコ、アフガニスタンなどいわゆる中東とよばれる地域のここ100年の歴史に絞って概説した本である。詳しく知りたい向きにはさらに専門の各国史に当たらねばならないが、新聞報道をきちんと理解したいというレベルであれば本書で十分に基礎知識を得ることができる。先にも書いたが初心者に何よりありがたいのは中東の地図である。もちろん地図帳を開けば問題ないわけだが、中東に弱い当方としては中東の地図だけとりあえず瞬時に確認したいわけで、その点で網羅性のある地図帳より本書の地図の方が個人的には数倍ありがたいというわけである。

 すごくすごく、すごーく乱暴な言い方をすると結局中東という地域はアメリカイギリスソ連が石油欲しさにぐちゃぐちゃにしてしまったということができる。もちろんその下には日本を含め石油に依存するすべての国がぶら下がっているわけであるが。
 混迷の歴史に当の中東の人々の責任が全くないとは言わない。ただ甘い汁を吸おうとした大国の責任は決して小さくはないし、日本人である自分もそこに一枚かんでいることは忘れないでいたいとは感じた。


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